Indeed（インディード）の活用方法について

こんにちは。単発バイトマッチングサービス”グレフ”の広報担当です。

採用活動のコスト面における問題解決として近年、高い支持を受けているのが、「無料求人サイト」の利用です。弊社サービス「グレフ」も無料で求人を掲載することができ、企業のコストパフォーマンスの高い採用活動に大きく貢献しています。

同じ無料求人サービスのなかで注目されているのは、TVCMやweb広告などでも見かける、求人検索エンジンのIndeed（インディード）です。
Indeedは初期費用・掲載費用・採用成果報酬費用費 0円（※2023年4月現在）で求人情報を掲載できるため、「無料なら試してみたい」と考える企業の採用担当者様・人事担当者様がいる一方で、弊社へのお問合せの中には「弊社サービスとIndeedを併用したい」というご質問を頂くことがあります。

そこで今回はIndeedについての紹介となりますが、Indeedには無料求人と有料求人があり、それぞれの比較と特色を明確にした内容で取り上げますので、ぜひご参考にしてください。

Indeed（インディード）とは

求人サイトではなく「検索エンジン」

一般的な求人サイトは、有料の求人広告を対象のサイトや媒体へ掲載します。そのため掲載対象になっていない媒体では表示されません。

また、求人サイトによっては、求職者の会員登録が完了した後に求人の閲覧が可能となるなど様々な特色があります。人事担当者はその求人サイトや媒体の中で応募があった人材から選考を進めます。

一方、Indeedはネット上に存在する求人情報を自動的に探し出して、無料広告・有料広告問わず検索結果を表示してくれます。そのためネット上に存在し散乱している多くの求人サイト・求人媒体をIndeedが代わりに検索してくれているため、多くの求人情報を取得することができるようになります。

掲載求人数も求職者数も圧倒して多い

Indeedは、一定の基準と独自のアルゴリズムによって、求人サイトをはじめ、新聞などのメディア・各種団体・企業の採用ウェブページなどをシステムが巡回して、求人情報と思われるページを自動的にピックアップします。
そして求人情報と認識されたページは、Indeed内での検索結果に求人情報としてヒットするという仕組みです。

そのためIndeed内の求人情報の件数は膨大な数になり、国内での月間新規求人追加数は520万件（※１）にのぼるといわれています。大手の転職サイトでも求人数は多くても1万件弱ぐらいと言われていますので、いかにIndeedの求人件数が圧倒的に多いかがわかります。

そしてインターネット上で検索したときに膨大な数の求人情報が網羅されているため、検索結果でIndeedが上位に表示されることが圧倒的に多いということです。

それにより、多くの求職者に支持され、登録者数も多く、日本でも月間訪問数4,000万以上（※２）ということで、仕事探しでは、使ったことはない人はいないくらいの知名度になっているのではないでしょうか。
Indeedはグローバルにサービスを展開しており、月間約2億5,000万人以上のユーザーが利用し60カ国以上・28言語に対応（※３）。求人特化型検索エンジンとしては世界No.1と言えます。

Indeed（インディード）での無料掲載と有料掲載について

上述の通り、一定の基準を満たす求人掲載のWebページはIndeedに求人情報と認識されると、自動的にIndeedに掲載されます。これはIndeedから請求が来るわけではないので、無料掲載となります。一方、Indeedには費用を支払えば検索結果でスポンサー枠という目立つ場所に表示できるという有料掲載もあります。無料掲載と有料掲載の違いについて紹介します。

無料掲載について

無料掲載は求人情報を検索結果にヒットさせるための「オーガニック求人枠」というものです。方法は二つあり、Indeedアカウントを開設して投稿ツールを使って求人を掲載する方法と、自社の求人サイトを使って掲載する方法に分かれます。

まずアカウントを開設して求人掲載をする方法としては、無料アカウント登録をしてからIndeed指定の求人募集フォーマットに求人情報を入力し、公開設定すると掲載されます。掲載の手間が少なく、専門知識もいらないので投稿・編集を素早くできるのが特長です。

もう一つの方法として、自社で作成した求人サイトまたは求人情報を、「クローリング」と呼ばれる手法で、Indeedに読み込ませることで掲載することができます。Indeedで自動的に情報が収集され、Indeedの掲載条件を全て満たしていれば自社で作成したものを掲載することができるというものです。Indeed指定フォーマットよりオリジナリティがある求人情報を掲載することができ、求職者にとっては欲しい詳細情報がより視覚化されて提供できます。

有料掲載について

次に有料掲載ですが、「スポンサー求人枠」と呼ばれるもので、「成功報酬のクリック課金型広告」になります。
掲載方法は無料掲載と同じですが、有料掲載は求人情報入力画面で有料オプションの利用を選択します。上限クリック単価を設定し、入札制でスポンサー求人枠の掲載が決まります。ただし料金は上限予算を先に支払うデポジット型になりますので、一定の最低出稿金額が求められます。管理画面では「上限クリック単価」と、「1日あたりに利用する上限日予算」を設定することで目安の期間を確認することができます。
有料オプションによってスポンサー求人枠で必ず上位に配置され、求職者に見てもらえる可能性が高まり、応募数を短期間で増やしたい場合に有効な掲載方法といえます。

Indeed（インディード）活用のメリット・デメリット

次に一般の求人サイトや自社の求人サイトにはないIndeedのメリット、またデメリットについて解説します。

メリットについて

まずメリットについて要約すると以下になります。

Googleをはじめとした検索結果に表示されやすい
無料でも利用できる
有料の場合も、クリック課金制のため、期間や予算の設定に自由が利き、コストリスクを抑え効率の良い広告運用ができる。
ユーザーは他の求人サイトのようにアカウント登録しなくても利用できるので、ユーザー数が圧倒的に多く、応募獲得が見込める
自社サイトまたは自社のオリジナルの求人ページを生かすことができる

Indeedは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示されやすいため、Indeedに求人掲載をすることによって、検索エンジンから求人を探そうとしているユーザーからの流入も期待できます。
さらに、大手転職サイトでは、会員登録をしないと閲覧できる求人が制限される場合がありますが、Indeedでは、ユーザーはアカウント登録をしなくてもキーワード検索をすれば求人を閲覧できます（※４）。まずは会員登録をせず気軽に求人を探したい、といった潜在層との接点を作ることができます。

デメリットについて

次にデメリットについて要約すると以下になります。

無料掲載は求人掲載から一定期間が経つと表示されにくくなる。また一度表示されると他ページで表示されない
上位表示のための運用ノウハウや手間がかかる
有料掲載ではクリック課金制のため競合の多い業界ではクリック単価が高騰する可能性がある（エンジニアや医療従事職種など）
クローリング運用で自社サイトを活用する場合、ガイドラインを満たすための仕様にする必要がある

無料掲載、有料掲載それぞれにデメリットがあることを理解しましょう。
特に、自社サイトを使うためには「クローリング」されるための条件をしっかり理解しないといつまで経ってもIndeedの利用を開始できないことになってしまいます。Indeedウェブサイト上に載っている”クローリング掲載”の条件をはじめ、”求人投稿ガイドライン”や”掲載基準とポリシー”などをしっかり理解して作成することが求められます。
また、自社の魅力を求職者に伝えるためのサイトを作るにはそれなりの準備に時間と費用を要します。そういった意味で自社サイトの構築については適正な知見を持って取り組みたいところです。

まとめ

いかがだったでしょうか。この記事ではIndeedについて、無料掲載と有料掲載、またメリットとデメリットを中心に解説しました。

Indeedの運用により、人材募集の幅が広がることは大きなメリットですが、一方でIndeedの運用には、さまざまなノウハウやリソースが必要となってきます。

この記事を参考にして頂きIndeedの利用を検討されている企業様のなかには、開業して間もなかったり、求人媒体を利用するご経験が浅いからと悩んでいるご担当者様もいると思います。求人作成のご経験がなかったり、採用活動に苦労されることも当然あることと思います。

そんなときには、弊社のサービスを利用することから、求人掲載を始めてみるのがお勧めです。弊社の提供する「グレフ」サービスは求人を作成したその日から求人募集を掲載することができ、来た応募に対しすぐ把握ができるため、即効性があります。求人掲載のトライ&エラーを繰り返してみて、より良い求人に完成度を上げて行き、弊社で掲載した求人をIndeedで活用するのも良いかと思います。

また、弊社では専任担当が付きますので、求人掲載について募集文面やワードの使い方など、親身にアドバイスさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

サービスへの掲載料が無料である利点を生かし、複数の無料求人サイトで自社の露出度を高めることも有効です。弊社とIndeedを含めて、求人の数で勝負する方法も選択肢の一つとして考えてはいかがでしょうか。

この記事がIndeed運用の参考になれば幸いです。

（※１）Indeedウェブサイトより

（※２）IndeedウェブサイトよりSimilar Web, 総訪問数, 2020年1月

（※３）Indeedについて
https://jp..com/about/our-company

（※４）Indeedエントリーで応募する場合にはユーザー登録が必要です。